「赤い帽子」はどこのお土産？スーパーで買えるけど手土産にして大丈夫？プロが教える「幸せ」の正体

「赤い帽子」のクッキー缶、パッケージの女の子が可愛くて、お値段も手頃。
帰省の手土産にちょうどいいな…と思ったけれど、ふと不安になりませんでしたか？

「これって、どこの地域のお土産なんだろう？」
「スーパーでも売ってるし、義母に渡したら『安物』って思われないかな…」

結論から申し上げます。「赤い帽子」は特定の地域のご当地土産ではありませんが、「日本で初めて贈答用クッキーアソートを作ったメーカー」による、世界中で愛される格式高いブランドです。

決して「安物」ではありません。むしろ、海外では「幸せを呼ぶお菓子」として結婚式の定番になっているほどの縁起物なのです。

この記事では、元百貨店外商部員として数々の贈答品を選んできた私が、「赤い帽子」の知られざる正体と、手土産として渡す際に相手を笑顔にする「魔法の一言」を伝授します。

「赤い帽子」の正体は？どこの都道府県のお菓子なの？

まず、一番の疑問である「どこのお菓子なのか」をはっきりさせましょう。
「赤い帽子」を製造しているのは、神奈川県湯河原町に本社を置く老舗菓子メーカー、「ちぼり（TIVOLI）」グループです。

「東京土産」と誤解されることも多いですが、実は特定の観光地のお土産ではありません。湯河原の工場で作られ、日本全国、そして世界中に届けられているグローバルなブランドなのです。

「スーパーで買える＝安っぽい」というイメージをお持ちかもしれません。しかし、プロの視点から見れば、「赤い帽子」は百貨店のお菓子に全く引けを取らない、むしろそれ以上の価値を持つブランドです。

今でこそ当たり前の「缶に入った色々な種類のクッキー詰め合わせ」。実はこれを日本で初めて作ったのが、「ちぼり」の前身となる会社なのです。つまり、赤い帽子は「ギフトクッキーの元祖」という由緒正しい血統を持っています。

味と品質の客観的な証明として、「赤い帽子」シリーズはモンドセレクションで最高金賞を受賞しています。

台湾では「高帽子（ガオマオズ）」と呼ばれ、結婚式の引き出物として絶大な人気を誇ります。