杖はどこで買うのが正解？母へのギフトで失敗しない「安全な一本」の選び方

「お母さんに杖を贈りたい」。その優しいお気持ち、とても素敵ですね。
でも、いざ買おうと思うと「ホームセンターで適当に買っていいの？」「百貨店は遠いし高い…」と迷ってしまうのではないでしょうか。

変なものを選んで、万が一お母様が転んでしまったら…と考えると不安になりますよね。

結論から申し上げます。ホームセンターの安価な杖で妥協するのは避けてください。
しかし、わざわざ百貨店まで足を運ぶ必要もありません。

実は、「SGマーク」が付いているか、そして「身長÷2+3cm」という魔法の計算式を知っているか。この2点さえ押さえれば、Amazonや楽天などの通販でも、百貨店クオリティの安全な杖は確実に手に入ります。

この記事では、お母様の命を守る「失敗しない杖の選び方」と「信頼できる購入場所」をガイドします。

ホームセンターで買う前に知ってほしい。杖は「命を預ける道具」です

「とりあえず近所のホームセンターで、2,000円くらいの杖を買えばいいか」。
もしそう考えているなら、プロとして一度止めさせてください。

なぜなら、杖は単なる棒ではなく、お母様の体重を支え、命を預ける道具だからです。

私が現場で見てきた中で、最も危険なのは「安価な杖」特有のトラブルです。
ホームセンターやディスカウントストアで売られている安価な杖の中には、安全基準である「SGマーク」が付いていない商品が多く混ざっています。

グリップが滑りやすい、体重をかけた瞬間に支柱が曲がる——そんな事故は実際に起きています。

✍️ 専門家のアドバイス
【結論】：プレゼント用の杖は必ず「SGマーク」付きにすること。

SGマークは、厳しい安全基準をクリアした証であり、万が一の事故に最大1億円の賠償制度が付帯しています。

百貨店でなくても、通販で安全な杖は買えます。条件は次の2つだけ。

百貨店で売っている杖と、Amazonで売っている杖。
メーカーと型番が同じなら品質は完全に同じです。

特におすすめのメーカーはシナノ（SINANO）とマルトクです。

杖の長さは、次の計算式で誰でも簡単に割り出せます。

【杖の長さ計算式】
身長 ÷ 2 + 3cm

たとえば身長150cmのお母様なら：

150 ÷ 2 + 3 = 78cm

この78cmが含まれる「伸縮式」を選べば100%失敗しません。

メーカー名	おすすめポイント	価格帯	安全性	特徴
シナノ（SINANO）	迷ったらこれ軽くて握りやすい。上品なデザイン。	8,000〜15,000円	◎ SG取得	「カイノス」シリーズは百貨店でも人気
マルトク	杖先の安定性が抜群。滑りにくい。	5,000〜10,000円	◎ SG取得	濡れた路面でも安定
ホームセンターの安価品	価格は安いが安全性に不安	1,000〜3,000円	△ 一部SGなし	ギフトには不向き