「30年も前の古い真珠なんて、もう値段がつかないんじゃないかしら……」
「近所のリサイクルショップに持って行って、もし数百円と言われたら、天国の母に申し訳ない」
実家の整理をしていて、タンスの奥から出てきたお母様の真珠。
そう思って、処分をためらっていませんか?
実は、真珠の価値は「新しさ」だけでは決まりません。
一見古びて見えるネックレスでも、留め具に使われている金(K18)や、ミキモトなどのブランドによって、
数万円以上の高値がつくケースは珍しくありません。
この記事では、宝石鑑定士として20年、遺品整理に多く立ち会ってきた私・高橋誠が、
「近所のリサイクルショップで安く手放して後悔しないための専門店選び」から、
「母の想いを無駄にせず寄付する」という選択肢まで、大切な真珠を後悔なく手放す全知識を解説します。
なぜ「近所のリサイクルショップ」で真珠を売ってはいけないのか?
先日、相談に来られたAさんのお話をします。
お母様の真珠を近所のリサイクルショップに持ち込んだところ、アルバイト店員さんに、
「古いので雑貨扱いで300円です」
と言われ、大きなショックを受けたそうです。
しかし鑑定したところ、留め具はK18、真珠は田崎真珠(現TASAKI)製。
査定額は35,000円となりました。
300円で売っていたら、3万円以上の損失でした。
「専門店」と「総合リサイクルショップ」の決定的な違い
- リサイクルショップ:宝石の知識がなく、真珠は“雑貨扱い”になりがち
- 専門店:真珠の品質・巻き・テリ・ブランド・地金を総合評価
真珠を売るときは、絶対に「近いから」という理由で店を選ばないこと。
真珠は専門知識で買取価格が0が2つ変わる宝石です。
30年前の真珠でも値段がつく「3つの理由」
1. 留め具の地金(金・プラチナ)に高い価値
K18やPt900なら、真珠が劣化していても地金だけで数千〜数万円になります。
2. ブランド力
MIKIMOTO・TASAKIなどブランド名が刻印されていれば、価値は大きく跳ね上がります。
3. 海外需要が強い
日本で好まれない黄ばみ・バロック真珠も、海外では「個性」として人気があります。
【目的別】真珠買取のおすすめ業者3選
| 業者名 | おすすめタイプ | 特徴 |
|---|---|---|
| 銀座リパール | 専門性重視 | 真珠専門の買取。地金+真珠の価値を正確評価。 |
| コメ兵(KOMEHYO) | ブランド真珠向け | ブランド品に強く査定が安定。全国対応。 |
| エコリング | 状態が悪い場合 | 海外販路が強く、劣化があっても買取可能。 |
値段がつかなかったときの「第3の選択肢」:寄付
「お宝エイド」など、価値がつかない物品でも寄付として受け付ける団体があります。
捨てるのではなく、誰かの役に立つ手放し方ができるのです。
査定額0円でも、絶対に捨てないでください。寄付は故人への供養にもなります。
よくある質問(FAQ)
Q. 鑑定書や箱がなくても大丈夫?
A. 大丈夫です。鑑定書なしでも査定は可能です。
Q. 糸が切れていても売れる?
A. 売れます。バラバラでも「珠」として査定できます。
Q. 突然の訪問買取は見せてOK?
A. 絶対にダメです。
押し買いの典型。家に入れないでください。
まとめ:母の真珠は、想いをつなぐバトン
- 専門店で査定することが必須
- 古い真珠でも価値がある(地金・ブランド・海外需要)
- 値段がつかなくても寄付という選択肢がある
あなたの一歩が、お母様の真珠に新しい物語を与えます。
参考文献
本記事は古物商許可証を有する買取専門店監修のもと作成しています。


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