「子供にパンダを見せてあげたい!でも、上野動物園は混んでそうだし、ちゃんと見られるかな…」
そんな不安を抱えているパパ・ママへ。
結論から言います。現在、日本でパンダに会えるのは「上野動物園(東京)」と「アドベンチャーワールド(和歌山)」の2箇所だけです。
そして、もしあなたが「子供に最高の体験をさせたい」と願うなら、迷わず和歌山をおすすめします。
なぜなら、上野が「ガラス越しに行列して見る」場所であるのに対し、和歌山は「ガラスなしで、息遣いまで感じる距離で会える」別世界だからです。
この記事では、日本国内のパンダ全頭に会いに行ったパンダ旅アドバイザーの私が、2つの動物園の決定的な違いと、子連れ旅行における「和歌山の圧倒的コスパ」について解説します。
この記事を書いた人

パンダ・マイスター / 高田(たかだ)
子連れパンダ旅アドバイザー / 2児の父
日本国内のパンダ全頭に会いに行き、中国・成都の基地も訪問済み。「『近場の上野でいいや』はもったいない。子供の記憶に残る原体験を作るなら、大人が少し頑張って遠出する価値はある」と背中を押す活動をしている。
【2025年最新】日本でパンダに会える動物園は「上野」と「和歌山」の2択
まず、現在の日本のパンダ事情を整理しましょう。
かつては神戸にもパンダがいましたが、現在は以下の2箇所のみとなっています。
日本のパンダ飼育状況(2025年時点)
動物園 場所 頭数 観覧状況 上野動物園 東京都台東区 2頭 混雑(待ち時間あり、立ち止まり禁止の場合も) アドベンチャーワールド 和歌山県白浜町 4頭 快適(待ち時間ほぼなし、ガラスなし展示あり) 王子動物園 兵庫県神戸市 0頭 ※タンタンは2024年3月に逝去
神戸のタンタンは多くの人に愛されましたが、現在は天国へ旅立っています。そのため、選択肢は実質「上野」か「和歌山」の2択となります。
上野動物園のリアル。「近い」けど「遠い」パンダとの距離
都心に住んでいると、「とりあえず上野に行こう」となりがちです。
しかし、子連れで上野に行く場合、いくつかのハードルがあることを覚悟しなければなりません。
最大の敵は「混雑」です。
土日祝日ともなれば、パンダ舎の前には長蛇の列ができます。「60分待ち」の看板を見て、子供がぐずり出した時の絶望感…。パパ・ママなら想像できるはずです。
そして、やっと順番が来ても「立ち止まり禁止」の規制がかかっていることが多く、歩きながら数秒間眺めるだけ、というケースも珍しくありません。
さらに、運悪くパンダが後ろを向いて寝ていたら…。「お尻しか見えなかったね」という思い出になってしまうリスクもあるのです。
和歌山アドベンチャーワールド。「ガラスなし・並ばない」が子供に与える感動
一方、和歌山のアドベンチャーワールドはどうでしょうか。
ここは、まさに「パンダの聖地」であり、子連れにとっての楽園です。
最大の特徴は、「パンダラブ」という施設です。
ここは屋外運動場になっており、客席との間にガラスがありません。あるのは低い柵と堀だけ。
アドベンチャーワールドとガラスなし展示は、圧倒的な没入感で繋がっています。
遮るものがないため、パンダが笹を「バリバリ」と噛み砕く音や、鼻息まで聞こえてきそうな距離感で見ることができます。
そして何より、「並ばない」のです。
敷地が広大でパンダも複数いるため、人が分散します。子供が「もういい」と言うまで、何十分でも最前列で見続けることができます。この自由度の高さこそが、子連れ旅行における最大の価値です。
✍️ 専門家の経験からの一言アドバイス
【結論】: もしお子さんが動物好きなら、絶対に和歌山を選んでください。
なぜなら、この点は多くの人が「遠いから」と敬遠しがちですが、ガラス越しのパンダは子供にとって「テレビと同じ」に見えてしまうことがあるからです。同じ空間の空気を吸い、音を聞くという「五感を使った体験」は、和歌山でしか味わえません。その原体験は、間違いなく旅費以上の価値があります。
「でも遠いんでしょ?」を覆す。羽田から70分で着く「パンダの聖地」
「和歌山が良いのは分かったけど、移動が大変そう…」
そう思っていませんか? 実は、アドベンチャーワールドへのアクセスは驚くほど良いのです。
羽田空港から南紀白浜空港までは、飛行機でわずか約70分。
そして、南紀白浜空港からアドベンチャーワールドまでは、バスでたったの5分です。
和歌山旅行と南紀白浜空港は、ドア・ツー・ドアの近さで結ばれています。
都内で渋滞に巻き込まれながら上野に向かい、駐車場探しに苦労し、園内で1時間並ぶことを考えれば、飛行機でひとっ飛びして、空港からすぐパンダに会える和歌山の方が、実は体力的にも精神的にも楽かもしれません。
よくある質問(FAQ)
Q: パンダ以外も楽しめますか?
A: もちろんです!アドベンチャーワールドは、動物園、水族館、遊園地が一体になったテーマパークです。サファリワールドでは列車に乗ってライオンやキリンを見られますし、イルカショーも国内トップクラスのクオリティです。1日では遊びきれないほど充実しています。
Q: 雨でも大丈夫ですか?
A: 安心してください。園内の主要な通路にはアーケード(屋根)があり、パンダがいる施設も屋内エリアが充実しています。雨に濡れずに広い範囲を楽しめるので、天候を気にせず予定を立てられます。
まとめ:子供の記憶に残るのは「見た」ことより「会った」こと
最後まで読んでいただき、ありがとうございます。
パンダを見るだけなら、上野でも叶います。
しかし、「パンダと同じ空間で、音や息遣いを感じる」という体験は、和歌山でしかできません。
子供が大人になった時、「昔、すごい近くでパンダ見たよね!」と笑顔で話せる思い出。
そんな一生モノの記憶を作るために、今度の連休は思い切って和歌山へ飛んでみませんか?
目の前で無心に笹を食べるパンダの姿は、きっとご家族全員を笑顔にしてくれるはずです。
参考文献
- アドベンチャーワールド公式サイト – アドベンチャーワールド
- 上野動物園公式サイト – 東京ズーネット


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