自称・サバサバ系女子(実際はただのネチネチした自己中心的な女性)である網浜奈美が、周囲の人々を巻き込みながら自滅していく姿は、読者に強烈なイライラと、それを上回る「スカッと感」を与えてくれます。
1. 第1章:出版社での対決!本物には勝てない網浜
物語の始まりは、網浜が勤める出版社の編集部。
彼女は自分のことを「男勝りでサバサバした良い女」だと信じて疑いませんが、実際は仕事ができず、男性社員に媚びを売り、気に入らない女性社員をいじめる典型的な「自称サバ女(ただの迷惑な人)」です。
そんな彼女の前に現れたのが、新入社員の本田麻衣。本田は容姿端麗で仕事もでき、何より性格が素直で嫌味のない「本当の意味でサバサバした素敵な女性」でした。
しかし、本田の誠実さと有能さの前に網浜の姑息な嫌がらせはすべて裏目に出ます。最終的に、網浜が狙っていた優秀な男性社員・山崎も本田と結ばれ、社内で数々の問題行動を起こした網浜は「人材開発室(事実上の左遷部屋)」へと追放されてしまいます。
2. 第2章:人材開発室からアパレル企業への転職
左遷先の人材開発室で、網浜は厳格な指導員・塩谷から徹底的な再教育を受けます。
しかし、彼女の自己評価の高さは留まることを知らず、反省するどころか「私ほどの優秀な人材を活かせないこの会社が悪い」と見切りをつけ、大手アパレル企業「GOGOCITY」へと転職(社長のコネを利用)してしまいます。
新たな敵「自称・天然モテ女」の早乙女との対決
転職先で網浜を待ち受けていたのは、計算高く男に媚びる「自称・天然愛され女子」の早乙女京子でした。
「自称サバ女」の網浜と「自称天然女」の早乙女。水と油の二人は激しく衝突します。読者にとっては「どっちもどっち」な泥試合ですが、網浜の常軌を逸した図太さと圧倒的なパワーの前に、計算高い早乙女すらもペースを乱されていく展開はコメディとして秀逸です。
3. 【ネタバレ結末】網浜さんの呆れた末路とは?
アパレル企業でも散々トラブルを起こした網浜ですが、彼女の物語は一向に終わりません。
普通なら社会的に破滅して心を入れ替えるところですが、網浜の恐ろしいところは「絶対に反省しないし、自分の非を認めない」という無敵のメンタルを持っている点です。
- アメリカ進出編: なんやかんやあって会社を辞めた網浜は、持ち前の謎の行動力で単身アメリカへ。言葉が通じなくても全く動じず、図々しさだけで現地のハイスペック男性を振り回します。
- YouTuber編: 帰国後はなんとYouTuberとしてデビュー。「炎上系」としてアンチの批判すらもアクセス数(お金)に変え、我が道を突き進んでいきます。
結局のところ、網浜が改心するような「美しい結末」は用意されていません。周囲のまともな人たち(本田や山崎たち)が幸せになっていく一方で、網浜は場所を変え、人を変え、一生「自称サバサバ女」のまま迷惑を撒き散らしながらしぶとく生きていく……という、ある意味でホラーでありながら、その異常な生命力に少し笑ってしまう結末(現在進行形)となっています。
4. まとめ:なぜか憎みきれない無敵のメンタル
『ワタシってサバサバしてるから』の展開をまとめます。
- 序盤: 自称サバ女の網浜が、本物の優秀な女性(本田)に正論で撃破されるスカッと展開。
- 中盤: 会社を左遷されても反省せず、転職先で「自称天然女」とモンスター同士のバトルを繰り広げる。
- 結末(末路): アメリカ進出やYouTuberデビューなど、一切改心することなく、持ち前の図太さだけで世の中を渡り歩いていく。
最初は「こんな同僚がいたら最悪!」とイライラしながら読むのですが、あまりにもブレない網浜の生き様を見ていると、次第に「次はどんな暴走を見せてくれるのか」と期待してしまう不思議な魅力がある作品です。スカッとしたい方、人間の図太さの限界を見たい方は、ぜひコミックスで彼女の暴れっぷりを確認してみてください!


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