手書きで書類を書く時や、漢字変換をする時、「削除」と「徐行」、どっちの漢字を使えばいいんだっけ?と迷ったことはありませんか?
「除」と「徐」。
右側の「余」は共通していますが、左側の「部首」が異なります。実はこの部首の違いさえ理解してしまえば、意味も使い分けも驚くほど簡単になります。この記事では、間違いやすい2つの漢字の違いと、二度と迷わない覚え方を解説します。
1. 一発でわかる!「除」と「徐」の違い比較表
まずはそれぞれの漢字の基本的なデータを比較してみましょう。
| 漢字 | 除 | 徐 |
|---|---|---|
| 部首 | 阝(こざとへん) | 彳(ぎょうにんべん) |
| 主な意味 | 取りのぞく、なくす、分ける | ゆっくり、おもむろに |
| 代表的な熟語 | 削除、掃除、解除、除夜 | 徐行、徐々に |
| 読み方 | ジョ、ジ、のぞ(く) | ジョ、おもむ(ろ) |
2. 「除」:こざとへんは「土の壁・段差」
「除」の部首である「阝(こざとへん)」は、もともと「阜(おか)」という漢字が変形したもので、土の山や壁、段差などを表します。
そこから転じて、「邪魔な土を取りのぞく」「(段差のように)区切りをつける」という意味になりました。
- 削除(さくじょ): 不要なものを削って取りのぞく。
- 掃除(そうじ): ゴミを取りのぞく。
- 割り算(除算): 数字を分けて取りのぞいていく。
3. 「徐」:ぎょうにんべんは「道を行く人」
「徐」の部首である「彳(ぎょうにんべん)」は、「行」という字の左半分から来ており、「人が道を歩くこと」「行くこと」を表します。
右側の「余」には「ゆとり」や「伸びやか」という意味があるため、合わせて「ゆとりを持ってゆっくり進む」という意味になります。
- 徐行(じょこう): 車などがゆっくり進むこと。
- 徐々に(じょじょに): 少しずつ、ゆっくりと変化すること。
4. 二度と迷わない!おすすめの覚え方
それぞれの部首の形をイメージと結びつけると、簡単に覚えられます。
【除(のぞく)の覚え方】
部首の「阝」を、ブルドーザーやスコップの形だと思ってみてください。
「土(阝)を削って、取りのぞく」と覚えましょう。
部首の「阝」を、ブルドーザーやスコップの形だと思ってみてください。
「土(阝)を削って、取りのぞく」と覚えましょう。
【徐(ゆっくり)の覚え方】
部首の「彳」は、人の足跡や歩く姿を表しています。
「人(彳)が余るほど時間をかけて、ゆっくり歩く」と覚えましょう。
部首の「彳」は、人の足跡や歩く姿を表しています。
「人(彳)が余るほど時間をかけて、ゆっくり歩く」と覚えましょう。
5. まとめ
「除」と「徐」の違いについてまとめます。
- 「除」は「こざとへん」。邪魔なものを取りのぞく、計算する(削除、掃除)。
- 「徐」は「ぎょうにんべん」。人がゆっくり進む(徐行、徐々に)。
「掃除でゴミをのぞく(除)」と「車がゆっくり進む(徐)」。このイメージを持っていれば、もう変換ミスや書き間違いをすることはありません。自信を持って使い分けてくださいね。
参考文献・参照サイト
本記事の制作にあたり、漢字の意味や成り立ちについて以下の辞書サイト等を参考にしています。


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