PR

【解説】「わかったさん」と「こまったさん」の違いは?なつかし料理絵本の魅力

エンタメ
この記事は約9分で読めます。
スポンサーリンク

 

 

「わかった、わかった」が口癖の女の子と、「こまった、こまった」が口癖の女の人。

あかね書房から出版されている児童書「わかったさん」シリーズと「こまったさん」シリーズは、昭和の終わりから平成にかけて多くの子どもたち(特に女の子たち)を夢中にさせた、大人気の料理・お菓子作り童話です。

「子どもの頃よく読んでいたけれど、どっちがどっちだか混ざってしまった」という方も多いのではないでしょうか。この記事では、この2つの大ヒットシリーズの明確な違いや、大人になっても色褪せない巻末レシピの魅力、そして現在の展開について分かりやすく解説します。

スポンサーリンク

1. 結論:お菓子の「わかったさん」、お料理の「こまったさん」

2つのシリーズの最大の違いは、作っているもののジャンルです。原作者はどちらも「寺村輝夫」先生ですが、イラストレーターが異なるため、絵のタッチも全く違います。

シリーズ名 わかったさん(おかしシリーズ) こまったさん(おはなしりょうりきょうしつ)
テーマ お菓子作り(スイーツ) お料理(ごはん系)
主人公の職業 クリーニング屋さん お花屋さん
口癖・性格 「わかった、わかった」
明るく元気でマイペース
「こまった、こまった」
少し慌てん坊でお茶目
作画(絵) 村上勉 先生
(ポップでファンタジーな絵柄)
岡本颯子 先生
(温かみのあるクラシカルな絵柄)
代表作 わかったさんのクッキー、シュークリーム など こまったさんのスパゲティ、カレーライス など
【どっちが先に誕生した?】
実は、先に誕生したのは「こまったさん(1982年〜)」です。その後、お菓子作りをテーマにした姉妹編として「わかったさん(1987年〜)」がスタートしました。

2. 物語の王道パターンと「魔法のような世界観」

どちらのシリーズも、基本的には以下のような不思議なストーリー展開でお話が進みます。

  1. 主人公が仕事(配達など)をしている最中に、不思議な出来事に巻き込まれる。
  2. いつの間にか、異世界(おとぎの国や不思議な森、海の中など)に迷い込んでいる。
  3. そこで出会った不思議な動物やキャラクターたちと一緒に、トラブルを解決するために料理(お菓子)を作る
  4. 完成して美味しく食べると、気づけば元の現実世界に戻っている。

ただの料理の手順書ではなく、「鍵盤がクッキーのピアノ」や「お鍋の中で走る汽車」など、子どもたちの想像力を掻き立てるシュールで魔法のようなファンタジー要素が、最大の魅力でした。

3. 今も愛される秘密は、大人も唸る「巻末の本格レシピ」

物語を読み終えた後、多くの子どもたちが「実際に作ってみたい!」と目を輝かせたのが、本の巻末に載っている「お料理の作り方(レシピ)」のページです。

【子ども向けと侮れない本格派】
このレシピ、実は非常に実用的で本格的です。材料の分量から手順、火加減の注意点まで、子どもでも分かりやすい言葉で丁寧に解説されており、「人生で初めて作った料理は、こまったさんのハンバーグ」という大人も少なくありません。

親子二代で楽しめる「実用書」としての一面を持っていることが、30年以上経った今でも愛読され続けている大きな理由です。

4. 令和になっても大人気!公式SNSでの発信も

出版から長い年月が経ちましたが、「わかったさん」と「こまったさん」の人気は衰えることを知りません。

近年では、アパレルブランドとのコラボレーショングッズ(Tシャツやポーチなど)が発売されたり、LINEスタンプが登場したりと、かつての読者である大人向けの商品展開も活発です。
また、現在はそれぞれの公式SNSアカウント(InstagramやXなど)が開設されており、当時のイラストの紹介や新しい世代に向けた発信が行われています。

5. まとめ

「わかったさん」と「こまったさん」の違いについてまとめます。

  • わかったさんは「お菓子作り(クリーニング屋)」、こまったさんは「お料理(お花屋)」。
  • 原作者は同じだが、絵の担当が異なるため世界観やタッチが違う。
  • 不思議な異世界で料理をするファンタジー要素と、巻末の本格的な実用レシピが魅力。
  • 現在でも公式SNSの運用やグッズ展開が行われており、親子二代で楽しめる名作。

図書館や書店に立ち寄った際は、ぜひなつかしの表紙を探して、あの頃のワクワクした気持ちを思い出してみてくださいね。

 

コメント